日常で使用しやすいよう作られた京風鉄扇です。
長さは9寸5分(約29cm)と8寸(24cm)からご選択頂けます。
重さ・長さ
親骨:材質鉄またはステンレス
親骨の長さ:290mmまたは240mm
親骨の厚み:3mm
鉄扇の厚み:19mm
鉄扇の横幅:29mm
開いた状態の幅:490mm
重さ:250g
※個体差があります。
カスタマイズ可能な箇所
親骨:長さ(九寸五分・八寸・一尺) 素材(鉄・ステンレス) 型(軍扇・末広)(丸・角弐風)
小骨:竹(白竹・黒骨) 鉄またはステンレス黒染め
扇面:紅葉や桜など一部の舞扇子の紙を鉄扇用に常備しています(春吉・扇亘)
要:房穴の有無、銀製または房外付け用要
その他特殊な加工も承ります。ご相談下さい。
使える扇面紙の種類
春吉や姉妹店の扇亘で扱っている既成の舞扇子の柄のうち再生産可能な商品が使用できます。
くわしくは鉄扇に使える扇面紙のページでご確認下さい。
特価品や売り切り商品・折り目をつけて収納している飾り扇子などの扇面は使用することが出来ません。
オリジナルの扇面柄を作成したり、家紋を入れることも可能です。ご相談下さい。
また、square shopのページでは一部ではありますが扇面柄を見ながら選ぶことが出来ます。
お気軽にご利用ください。
しなりがありますのでパチンと閉まることが特徴です。
要は鉄扇一尺と同じ菊座金です。
京風鉄扇と鉄扇一尺の違い
鉄扇一尺と京風鉄扇、2つの大きな違いの一つとして親骨の鉄の厚みがあります。
鉄扇一尺は6mm、京風鉄扇には3mmの厚みの鉄材を使用しています。
京風鉄扇が開きやすくパチンとしまるのはこの薄さのためです。
長さに関しては鉄扇一尺が303mm、京風鉄扇は9寸5分290mmですので13mmほど短いことになります。
(8寸の場合240mmのため尺に比べて63mmほど短い)
9寸5分(29cm)というのは通常の舞扇子の大きさです。
京風鉄扇自体が、舞扇子に似せて作られたため舞扇子と同じ長さで作らて来た経緯があります。
京風鉄扇 軍扇型
軍扇型とはくびれのある羽子型のことです。
京風鉄扇 末広型
末広とはスっと自然に広がっていく形です。神職の方などに好まれます。
京風鉄扇 角2風
削れる部分が少ないため、角2型ではなく角2風になっています。
京風鉄扇の小骨を鉄にした場合の諸注意
京風鉄扇の小骨も鉄やステンレスにすることは可能です。
ただし、小骨を鉄やステンレスに変更した場合、「開閉しやすさ」「閉じたときにパチンと鳴る」といった特性はほぼ失われるとお思い下さい。
鉄扇一尺でも小骨を鉄やステンレスに変更した場合は開きにくくなります。ギリギリ開けられるよう要を緩めに設定します。
開いてもらうとお判りいただけますが、開いた状態でガッチガチに固定されます。閉じた状態の要のゆとりなどまったく感じられません。
鉄やステンレスの小骨は扇面も傷みやすいためオススメしていませんが、どうしてもという場合はお引き受けしております。
利点としては竹に比べて割れにくく、開いた状態の固定力がすさまじいため扇ぐ目的としては使いやすいです。